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なぜ社長には現場の意見が伝わらないのか?その原因は・・・。~労働組合のトップの経験から~

なぜ社長には現場の意見が伝わらないのか?その原因は・・・。~労働組合のトップの経験から~

「うちの社長は現場のことがわかってないんだよな。

 だって、周りにはイエスマンしかおいてないから」

というセリフをよく聞ききます。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

本当にイエスマンしか置いていない社長のせいなのでしょうか?

労働組合のトップの仕事をしていると、なぜ社長に現場のことが伝わっていない仕組みがよくわかります。

私の立場で気が付いた「社長には現場の意見が伝わらない」仕組みをご紹介します。

なぜ社長には現場の意見が伝わらないのか?~労働組合のトップの経験から~

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そもそも誰も言葉にしていない

労働組合のトップとして、社員から様々な話を聞きます。

現場で困っていること、本部と現場のすれ違いについてこと細かく話してくれます。

そこで、上司に提言されたんですかと質問すると

多くの社員は

「いやー、上司には言えないよ。自分の評価が下がるのは嫌だし。

 代わりに労働組合のほうからうまく伝えてくれないかな。

 我々が言いにくいことを言うために労働組合があるんでしょ」

と言われてしまいます。

つまり、現場で困っていることを誰も上司に言っていないんです。

上司が聞いていないことは、上にも伝えられませんよね。

なぜ上司に言えないのか?

この方針が悪いとか、現場は困っているなどと伝えると、上司や会社への悪口みたいになってしまいます。

実際に、批判ばかりして、上司と喧嘩している人もいますが。

上司の印象を下げずに現場の課題を解決するには、課題点と解決方法を提案する必要があります。

課題点は簡単にわかるんですが、解決策を提案するには時間と労力を使わなければなりません。

上手くいかなければ上司から評価が下がる可能性があることはみんな避けたがります。

だから上司がいないところでは

「上司はなんにも現場のことはわかっていないんだよ。」

と上司の悪口ばかり言っています。

そもそも伝えていなのに上司が知っているはずはないじゃんと思うのは私だけでしょうか。

影で上司の文句を言っている人も、上司を目の前にすると態度は一転、いいことばかり話をしています。

結局は自分が一番かわいいんですよね。

それもわかります。

上司も自分の上司には言いにくい。

自分が一番かわいいのは平社員だけではありません。

上司も人間です。

上司も自分が一番かわいんです。

上司も自分の評価を下げそうなことは避けたがります。

例えば、部長が報告が多すぎて、平社員が困っていると思っています。

しかし、部長が本部長へそのことを伝えることは少ないんです。

労働組合のトップはいわゆる中間管理職のかたの愚痴も聞きことが多いんですが、

お酒が入ると部長から

「俺はサラリーマンなので言えないから労働組合から言ってくれないかな」

という言葉が発せられます。

部長は本部長がいないところでは、現場の課題を話しているのに、本部長がいると一転イエスマンに変わってしまいます。

どんな役職にいても上司がいる限り、自分の身を守る傾向にあるんです。

最近は、それが組織なんだよなともあきらめています。

社長が現場のことを知らない本当の理由は

会社組織の中で社員が自己保身をする限り、現場の課題は上には伝わっていきません。

実際に、経営職に昇進間近の社員は労働組合には様々な不平不満や文句を言いますが、上司の前では絶対に言いません。

さらに、課題解決のための提言をする行動もしません。

いわゆる事なかれ主義を貫かれます。

社員が勇気をだして課題と解決方法を提言しない限り、社長へは現場の課題は届かないんです。

労働組合が提言しても

なので、社員が言いにくいことを、労働組合でまとめ会社へ提言をします。

しかし、社員がだれも提言しない課題は、労働組合が提言しても会社側に聞き入れてもらえることは少ないんです。

例えば、部下から信頼されていると思っている上司は

「労働組合は主張しているが、私は社員からはそんな話は聞いていない。

 私は一緒に働いている部下の言葉を信じる」

なんて言われてしまいます。

このセリフに対して

「部下はあなたが怖くて本当のことを多くの人が言っていませんよ。

 労働組合には、あなたが聞いていない意見を聞いています。」

なんて言うことはできません。

なぜなら、このセリフが上司と部下の中を悪くさせる原因になってしまうことが多いから。

上司は、部下が労働組合にチクったと思い、チクった犯人捜しをするんです。

こうなると、上司と部下の関係はさらに悪化し、組織の問題が広がっていきます。

解決するには?

結局、現場の人が上司に直接伝えない限り解決しません。

労働組合として、ある社員が上司に提言をするお手伝いをしました。

すると上司は

「社員はそんな風に思っていたのか。気が付かなかった。

 私は全くそのつもりはないので、気を付けるよ。

 次からはすぐに言ってほしい。」

という言葉が返ってきたんです。

勇気をだして伝えた社員は拍子抜け。

こんなことなら早く伝えたらよかったと言ってました。

そして、組織の雰囲気もだんだん明るくなて行きました。

実際に上司と部下が信頼関係を築き、上司にとっては耳の痛い話でもできている組織は明るいんです。

まとめ

勇気をだして上司へ提言をしなければ、現場の課題は伝わりません。

社長が現場の状況を知らないのは、社員自身がその状況を作り出しています。

社長がイエスマンを選んでいるのではなく、社員全員がイエスマンなんです。

社員が様々な情報を上げないと、上司は思っている以上に知りません。

そして、上司でも社長でも知らないことは解決できません。

社長が現場を知らないという課題を解決するには、社員一人ひとりが勇気をだして上司へ提案することからスタートするしかないんです。

でも、なかなか言えないですよね。

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