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「横道世之介(よこみちよのすけ)」by吉田修一さん~肩の力を抜いて生きても大丈夫だよと教えてくれる一冊~

「横道世之介(よこみちよのすけ)」by吉田修一さん~肩の力を抜いて生きても大丈夫だよと教えてくれる一冊~

自由に生きているつもりですが

「ちゃんとしなきゃ、他人に迷惑をかけないようにしなきゃ」

という考えを捨てきれずに38年間生きてきました。

自由にしているつもりでも、どこか息苦しい日々を送っています。

ちゃんとしなきゃが出てくると、仕事も遊びもつまらなくなるんです。

そんな私に、ちゃんとしなくても大丈夫、だらだらと生きても困らないよと教えてくれが小説がありました。

小説の主人公である「横道世之介」を見てると、

・考えすぎなくていい
・もっと気楽に生きてみようかな
・気楽なほうが自分らしく生きられるかも

なんて思えてくるんですよね。

毎日、肩に力を入れて生きていて、ちょっとしんどいなという人にオススメなので紹介します。

「横道世之介(よのみちよのすけ)」by吉田修一さん~肩の力を抜いて生きても大丈夫だよと教えてくれる一冊~

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手に取ったきっかけは?

2017年11月からブログの文章を高めるために、毎日小説を読んでます。

この本はブログで軽快な文章を書く友人のオススメで手に取りました。

友人のオススメでなければ出会うこともなかった小説です。

だって、タイトルが「横道世之介」ですよ。

これまでの私だったら役に立たなさそうと思い、本屋に並んでてもスルーしてます。

本の内容は?

小説は、長崎から東京へ上京した横道世之介の大学生活が描かれてます。

大学の授業、バイト、サークル、恋などなどごくありふれた大学生活ですが、横道世之介と主人公にと関わる人たちが個性的。

世之介の目線で世の中を見ると、私が見てきた世界とは全く異なる世界が見えてきました。

ちゃんとしなければダメ人間になると思っていた私には、衝撃的。

ちゃんとした生き方でなくて大丈夫なんだと安心感を与えてくれます。

読んだ感想は?

読み始めた時の横道世之介に対するイメージは

・自分の意思を持たず流されてる
・行き当たりばったりで計画性がない
・時間を守らないルーズなやつ

私は関わりたくないやつだなと思ってました。

そんな私が小説を読み終わる頃には、横道世之介はいい奴ではと思うようになったんです。

とっても不思議。

なんでいい奴だと思うようになったのかじっくり考えてみると意外な発見が。

なんと、あのだらしない横道世之介のことをカッコいいと思う自分がいたのです。

そこで、私のイメージを変えるきっかけとなった、横道世之介のカッコいいポイントを紹介します。

意思が硬い

世之介のアパートにはエアコンがありません。

夏は寝苦しくて仕方ないんです。

そんな世之介は、友人の加藤のエアコン付きのアパートに居座ります。

世之介は、友人が迷惑そうな顔をしても、エアコン付きの部屋で安眠することをを優先します。

勝手に押しかけて、自分の都合だけで居座ることができる意思の強さに感服しました。

私は他人に迷惑しかかけないことをやり遂げるための強い意思はありません。

実は、他人に迷惑をかけそうだなと思ったら、我慢することを選択する人生を送ってます。

先日、ペットを飼いたい私が好みの猫に出会いました。

どうしてもその猫を家で飼いたくて家族に提案。

しかし、妻と次女の積極的な賛同を得られませんでした。

実際に猫を飼うとすれば、妻にも協力してもらわないとできません。

しかし、賛同を得られない妻にいやいや猫の世話をさせても迷惑だろうなと思い、自分から飼うことをあきらめました。

私がもっと飼いたいことを主張したら、妻も賛成してくれたかもしれなかったんですが、私が強い意思で主張できず。

世之介だったらどうしてたかなとふと思ってしまいます。

時には他人に迷惑をかけてでも、自分の我を通してみようかな?

こんな風に考えさせられるシーンでした。

動じないところ

友人が男性を好きだとわかった瞬間、ちょっとは動揺しません?

私は動揺し、なんて声をかければいいかわからず、目を合わせられない自信があります。

しかし、私が愛すべき世之介は違います。

世之介は友人が

「俺さ、男の方がいいんだよ」

と告白してをしても

「あ、そうなの?」

とあっさりした返事。

世之介は友人が男性が好きということよりも、エアコン付きの友人の家に夏の間泊まり続けられるかどうかを心配します。

会話の最後では、

「とにかくお前んちには泊まってもいいんだよな?」

と確認。

世之介はエアコン付きの友人の家に泊まり続けることができるとわかって安心し、公園のベンチでスイカを食べてます。

偏見の目を持たない世之介はかっこいいですよね。

どんなことでも「あ、そうなの?」と気にせず流せる男になりたいなと思った瞬間でした。

恋人が怪我をした時のセリフ

恋人がお正月にスキーで怪我をします。

恋人は世之介にお正月を楽しく過ごして欲しいとの思いから怪我したことを連絡をしませんでした。

そんな時、世之介は

「こういう時に心配しないで、いつ心配すればいいんだよ」

と言うんです。

カッコよくないですか?

私だったら連絡してくれなかったことを拗ねて、怪我をしてる恋人に嫌味を言い、喧嘩してしまいそう。、

お見舞いに行ったはずなのに、喧嘩して気まずくなって帰りそう。

今後、大切な人が入院をしたことを教えてくれなかったときは、世之介のセリフをパクります。

他人想い

バレンタインの時です。

世之介の郵便受けに見知らぬ人からのチョコが入っていました。

自分のことをモテる人だと思ってない世之介は、間違って自分のところに来てしまったと確信します。

世之介は大切なものを本来受け取るべき人に届けたいと思い、彼女と一緒に受け取るはずだった人を探します。

人の気持ちがわかる、優しい男ですよね。

大切な彼女とのデートを中断してまで、チョコを受け取るはずの人を探す世之介はカッコいい。

優しさのかけらもない非情な私だったら、チョコを届けた人の気持ちを察することなく捨ててしまったことでしょう。

会ったことのない人にも優しくできる世之介に惚れ直したシーンでした。

まとめ

カッコいい世之介を紹介しましたが、基本はだらだらと生きている学生です。

こんな学生が立派な大人になるのと思ってしまうくらい。

こんな学生が主人公なので、ちょっとくらい自分勝手でも、他人に迷惑をかけても大丈夫だよなという安心感が得られます。

だから、他人に迷惑かけないようにちゃんとしなきゃと思い、息苦しい人にはとってもおススメです。

この小説に出会って、肩の力がだいぶ抜けたサラリーマンの感想でした。

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