佐伯泰英さんが書かれた時代小説「声なき蝉」を読みました。
この本は累計2000万部突破した「居眠り磐音 江戸双紙」の続きなんです。
私は時代小説が大好きでよく読んでいます。
時代小説からは、人としてどう生きたらいいのかのヒントがたくさん得られるですよね。
この本から得られた、苦難を乗り越えるヒントを紹介します。
目次
「声なき蝉」by佐伯泰英さん~苦難を乗り越える方法を学ぶ~
捨ててこそ
主人公である坂崎空也は剣術修行のため、薩摩をめざします。
しかし、薩摩は他国からの侵入者へ厳しい目を張り巡らしており、なかなか入国することができません。
そんな中、神聖な場所にて修行を行い、神のお告げを聞きます。
その言葉が
「捨ててこそ」
「身を捨てよ」
でした。
この言葉を見て、苦しかった時はちっぽけなプライドや見栄などを手放せずにいたなって思い出したんです。
なんで、あんなにこだわったのか不思議ですが、手放せないが故にくるしんでいたんですよね。
主人公は、身を捨てることで目的とする薩摩へ入国し修行をすることができました。
私も、苦難がきたときほど「捨ててこそ」の言葉を思い出し、不要なものをドンドン捨てて乗り越えていきたいなと思いました。
見栄やプライドや自分の思惑にこだわり続けてもいいことは何もありませんからね。
信じて任せる
入国しても、排他的な薩摩において行動は限られます。
そこで、主人公は命の恩人にひたすら身を任せるんです。
アドバイスをあると、素直に聞き、ひたすら実行します。
これは新しい環境に置かれた際に重要なことだなって思いました。
何もわからないんなら、信頼できる人に身を任せ、これまでの常識で判断することなくやってみることが大事だなって。
主人公はただ言われることをするだけでなく、様々な工夫を重ねることでいろんな人の目に着くようになり、一目置かれるようになります。
一目置かれると、出会いが増え、さらに学びが深まります。
信じて任せ、素直に行動することが新しい環境におかれた苦難を乗り越える方法なんだなって。
まとめ
同じ環境にいても、助けられる人と助けてもらえない人に分かれますよね。
助けられる人って、周囲の人を信じて、素直に行動することができます。
つまり、自分のこだわりを捨てて、周囲に身を任せられるんですよね。
そんな時、「捨ててこそ」「信じて任せる」の生き方ができると周囲の人にも助けられ、苦難を乗り越えることができますよ。
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