小説好きのかくさん(かくさん (@kakusan27) | Twitter)です。
小説は面白いし、仕事に活かせることが書かれているからよく読んでいます。
高田郁さんは「みをつくし料理帖」からのファンで、新しい作品が出ると欠かさずに読んでいます。
今回読んだのは「あきない世傳金と銀(四)貫流篇」
私は「あきない世傳金と銀」のシリーズも大好きです。
主人公の幸が、商売に向き合う姿が現在のサラリーマンに役立つことばかり。
四巻では、サラリーマンには欠かせない発想力と実行力を楽しみながら学ぶことができます。



目次
「あきない世傳金と銀(四)貫流篇(高田郁)」書評:発想力と実行力が身につく
発想力を高めるには?
現在のサラリーマンは上司から言われたことをやっているだけでは評価されません。
誰もが思いつかない発想を生み出すことが大切です。
主人公の幸は柔軟な発想力を持っていて、斬新なアイデアをどんどん出します。
アイデアなんて才能のある人にしか出せないと思っている人はいませんか?
主人公の幸には確かに才能はあります。
しかし、それだけではないんです。
通りを歩いている姿を見ても、普通の人は何も感じないのではないでしょうか?
私は何気なく通り過ぎてしまいます。
しかし、幸は通りを見て
「着こなしを見るだけで、勉強になります」
と言うんです。
幸は常に頭の中で商いを広げる方法かばかり考えています。
だから、ちょっとしたことを商いのヒントにつなげられます。
幸の働きぶりを見ていると、アイデアが湧かないのは自分の仕事のことを本気で考えつづけていないからと気づかされます。
いいアイデアはたくさん考えた中から出てきます。
才能がないと言い訳せずに、とにかく考え続けることで発想力は高まります。
実行力を高めるには?
湧いてきたアイデアを形にするには、勇気が必要です。
だって、新しいアイデアは周りの人がやっていないことだから。
普通だったら、
「どの店も試してへんことに手を染めて、大丈夫かな」
ってなりますよね。
このセリフはお店の6代目のセリフ。
しかし、主人公の幸は
「誰も試していないからこそ、試し甲斐があるのではありませんか」
と6代目を説得して、新しいアイデアを試します。
主人公の幸は、いつもお店の暖簾を守り発展させることばかり考えています。
自分のためというよりお店をなんとかしたいと思うからこそ、新しいことに挑戦できるんです。
自分のため以外のことで本気になれると、怖いことにも挑戦できます。
自分だけのためだったら、まいっかってなっちゃいますよね。
まとめ
この本を読むことで発想力と実行力を身につける秘訣を学べました。
才能がなくても、自分の意識を変えるだけで身につけたれます。
主人公の幸は、商いが好きで、得意です。
それだけでなく、先代のため、奉公人のためにお店を大きくしたいという野望も持っています。
寝ているときでさえ商いのことを考えているのではないかと思うほど、考え尽くしています。
私だったらこんなに考えたら疲れてしまいそうですが、主人公の幸がこんなに考えても疲れないのは使命感だけでなく商いが好きだから。
好きこそ最高の武器ですね。
発想力と実行力を高めるには、まずは自分の仕事を好きになることからかもしれません。
もう1つ読んでみてはいかがですか?



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