高杉良さんが書かれた「エリートの転身」を読みました。
帯に書いてある
「会社より大切なものがある。
4人のサラリーマンの決断」
って文字が心の刺さって購入しました。
読んでみると、期待以上に働くことについて考えさせられた本でした。
私が、サラリーマンとして働くうえで考えたことを紹介します。
目次
「エリートの転身」by高杉良さん
あらすじ
4名のエリートのストーリ。
4名の共通点は40歳でエリートであるということ。
エリートでもサラリーマンである以上、自分の意に沿わない状況に陥るんです。
「起業、転職、左遷、解雇」などそれぞれ異なった境遇で、エリートがどんな判断をするのかがとっても興味深い小説です。
私としては、エリートの気持ちを知ることができたのも興味深かったですね。
エリートでも厭な仕事はある
エリートでも、厭な仕事は厭なんだなって思いました。
成果を上げていても、自分の心には嘘をつけないんですよね。
エリートって、苦労もなく、どんな仕事でもやりがいを感じているものだと決め付けていました。
自分の気持ちに嘘をつき続けていると、エリートも辛くなるんですよね。
どんな人にとっても、
・誰のために
・何のために
仕事をするのかって大切なんなんだなってしみじみ思いました。
結局はエリートでも人間なんです。
出世より自分の気持ちが重要なんですよね。
厭な仕事との向き合い方
エリートが今の仕事が辛いことを妻に告げると
妻は夫に
「でしたら、日興證券を辞めたらよろしいじゃないですか。
いつもイライラしているあなたの顔を見ていると、私まで辛くなります。
一度しかない人生で、そんな厭な仕事を続ける意味があるとは思えないわ」
と言うんです。
妻の言葉でエリートは気持ちが軽くなります。
そして、退職できるチャンスをモノにして、自分のやりたいことに力を注ぐんです。
自分だったらどんな判断をするのか考えさせられました。
安定のために、家族のために、厭な仕事を続けるのか?
それよりも、自分のやりたいことのために、新しいことに挑戦するのか?
そもそも、妻はどんな風に思ってくれているのか?
日頃からどんな仕事をしたいのか、仕事を通じてどんな風になりたいのか考え、身近な人と話しておく必要があるなって。
まとめ
エリートの転身を読むことで、この先自分はどんな働き方をしようか考えさせられます。
どうしても仕事を好きになれなくなったら
どうしても実現したい夢を全て否定されたら
上司の機嫌を損ねて、希望しない仕事を与えられたら
サラリーマンである以上、これらのことが起こらないとも限りません。
その時、妻には何て言うんだろうか?
妻の反応はどうなんだろう?
こんなこともついつい想像しちゃいました。
自分だったらどんな選択をするのかを考えることは大切ですよね。
これからの働き方を悩んでいる人は、1度読んでみることをオススメしますよ。
「エリートの転身」をチェックしたい人はこちら
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